「上里一将」を考えてみた。

2011年にコンサドーレ札幌にしっかり嵌りながら
生きてきた私の耳にときおり入ってきた言葉。


「カズゥ」

「カズ」ではなく
「カズゥ」
もちろん、「ゥ」は小さい「ゥ」なのである。
発音すると唇が付き出るが、そんなことは気にすることもなく
「カズゥ」と言ってみたりする。
(^.^)




しかし。
「カズゥ」にただよう噂はネガティブで、
悪く言う人は「裏切り者」とまで。
ダークな、本当にダークなイメージが彼には付きまとっていた。

2011年にFC東京と戦った試合。
ドームで見た試合。
それは最終戦。
でも、彼がいたかどうかなんて覚えちゃいない。


2012年に彼は徳島に移り、私たちはJ1となり、
Divisionが違うから直接みることはできず。
でも、ブログを見つけて読んでみたり。
更新は少ないけど、人懐っこい笑顔が印象的で。


そして、2013年。
彼が札幌に戻ってくるという。
そして、こんなにサポの意見が真っ二つに割れた評価も珍しくて。

彼を拒む者。
彼を受け入れる者。


そんな微妙な空気の中、私はひとり訳わからず。
「誰なんだ?彼は誰なんだ?どんな彼なんだ?」状態で。

評価なんてできるわけない。知らないんだから。
感想なんて言えるわけない。知らないんだから。
彼について言及できるわけない。知らないんだから。



そして、CPPで生身の彼を見ることになる。


「ただいま!」と叫ぶと、
会場全体が、本当に本当に心の底から待っていたように
「おかえり!」と応える。
ついでに私も「おかえり!」と叫ぶ。

なんだ?
受け入れられてるっしょ。
サポーターは待ってたんだ。
ずっと彼が戻ってくることを待ってたんだ。
ただ、あからさまにしなかっただけで。



上里一将
コンサの「カズゥ」の復活である。










だが、しかし。
彼はすべてを受け入れられ、すべてを許してもらったわけではなかったようだ。
上里のチャントはゴールを決めるまで唄わない。
それが、どのような意味なのか、私は知らない。
でも、そう決めたからには、私が思ったよりも深い傷がサポーターにはあったのかも。

本当に何もわからない私はそんな様子を眺めているだけで。







ところが、
試合が始まると、私は目を見張った。
と、いうか目が釘付けになった。
きちんとサッカーを見始めて3年目。
3年目のおばちゃんが選手のプレーに
心を引き付けられた。

背中に光る「20」
追いかけたい選手は他にもいるはずなのに
私の目は「20」を探していた。
「なんだべ?この人。すごいぞ、上里」
何がすごくて、何が上手いのか説明はできないけれど
試合中の気持ちが実は一番伝わってきていた。

ボールに食らいつくというより「いる」
いてほしいところに「いる」
なんか見てると「いる」

私はボランチを見る楽しさを
今年彼から教わったような気がする。


だって、私がサッカー選手だったらボランチをやりたい。
と、このおばちゃんが思ったんだから。思わさったんだから。
恐るべし、上里一将。
おばちゃんにボランチの素晴らしさを伝えることができるなんて。


冬のような3月から始まり
なかなか勝てない日々が続いた時も
彼の活躍は人々をひきつけ
ゴールを決めてなくても
「もう、唄ってもいいなじゃね?チャント」と
思わさるようにし、
彼を拒んでいた人間をどんどん味方にし、
彼は完全にコンサに戻ってきた。

勝利の喜びを仲間とサポーターと分かち合い
背中に光る「20」は更に輝きを増すことになる。

彼がいるから試合が締まる。
彼がいるからチャンスが増える。
彼がいるからチームが活性する。
【必要】とスミカッコでくくりたくなる。










POの後姿が見えてきた頃、来期の契約更新が発表され
驚きとともに、札幌への愛情とやる気を彼に感じた。
来年への道に1本のしっかりとした赤黒の線がひかさった。
続々と他の選手の赤黒の線もひかさった。

赤黒の線はどんどん太くなり、来年に続いていた時。



前十字靭帯断裂。
長期離脱。

この言葉は嫌いだ。大嫌いだ。本当に嫌いだ。





今、一番コンサに必要な男がいなくなる。
そりゃ辛いさ。本人が一番辛いさ。
もちろん、私たちも辛いさ。


でも。
来年に続く赤黒の太い線は途切れることなく続いているのだ。

その線の最初の1本は
まぎれもなく、上里一将なのだ。

現在から来年へ続く赤黒の線は消えることは無いのだ。

ちょっと遅れて彼がやってくるだけなのだ。
赤黒の線をたどりながら、彼はやってくるのだ。

その先に私たちは待っている。


彼が合流するのを戦いながら待っている。











全員がそろったとき、コンサは更に羽ばたき、強くなるのだ。








待ってるぞ。
上里一将。




















で、今がチャンスだ、ゴメス。
君の本当の出番がやってくる。
暴れて、暴れて、あばれはっちゃくの如く
ピッチの上を暴れまくるのだ。

(「あばれはっちゃく」がわからなければググれ)


そして、残りの試合で爪痕をしっかり残すのだ。





コンサドーレにゴメスあり
と、言わせるために。
(=゜ω゜)ノ






と、いうことで。
よろしく。







ではでは。
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by keme-0619 | 2013-09-19 23:10 | サッカー | Comments(0)

ただの感想文です。
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